葛飾北斎「矇雲出現の図」。
中心の一点から光条が放射して、二コマにまたがって走る。左には座す人物、右にはなだれ込む群れ。江戸の絵とは思えない、見開きの必殺技みたいな構図です。
黒地にオフホワイト1色で刷りました。地が黒いと光条の一本一本が浮き上がって、線の密度がそのまま出ます。二コマは原典の見開きのまま、割らずに横並びで。右下に生活創音のロゴを小さく添えるだけに留めています。
ブランドのロゴではなく絵の密度で服を選ぶ人。近づいた人に「これ何?」と聞かれる前提で着られる人。浮世絵を美術館の中のものだと思っていない人に。

